自宅に「防災リュック」は用意していますか?
万が一の際、素早く避難出来るよう事前に
「非常用の防災リュック」を準備しましょう。
この記事では
「実際に被災した経験から本当に必要なもの」を書いています。
なるべく余計なお金をかけないように
最低限必要なものだけをリストにまとめています。
このリストをベースに「個人的に必要・大切なもの」を加えていこう。
初心者が用意するべきものとは
用意しなきゃとは思うけど・・
何から揃えればいいか分からないよ
イメージだけで準備するのは難しいですよね。
「何がどれくらい必要か、どんな状況を想定して中身を作るか」を順序立てて説明していきます。
防災グッズは3段階に分けて備える
防災グッズを用意する時は
【3段階に分けて考えていきましょう】
・0次の備え
発災直後~自宅に辿り着くまでを想定
常に持ち歩く【防災ポーチ】
・1次の備え
緊急時すぐ持ち出す備え(今回の記事)
「防災リュック」1日~2日分を想定
・2次の備え
被災から3日~1週間の備え
ライフラインが止まった状況での「在宅避難を想定」
✔ 0次の備えはこちらをチェック
✔ 2次の備えはこちらをチェック
防災リュックは「1次の備え」になります。
最低限必要なものリスト
- 水と食料
- 貴重品
- 常備薬・救急セット・ペンとメモ帳
- 芯を抜いたトイレットペーパー・軍手
- 災害用ホイッスル
- 雨具・防寒具
- 懐中電灯
- 携帯用充電器
- 携帯ラジオ
※目安として女性は10キロ・男性は15キロ程度と言われています。
あれもこれも入れたくなるけど、水や食料って結構重いよね
防災リュックに入れる水と食料は?
※大人1人分、1日分の食量を想定しています
- 飲み物(500ml)×3本
- 長期保存食品
(調理不要で食べられるアルファ米やパンなど×3個) - ゼリー飲料や栄養補助食品を2~3種類
(飽きないようにバランス良く入れる) - 飴や和菓子など日持ちする甘味
災害時、特に甘い物は必須と感じました。
例えば、余震が続くような不安と恐怖で精神が参っている状態では
「いかに冷静な行動をとれるか」が、命を左右することもあります。
甘い物を口に入れると幸福感でちょっとだけ落ち着きます。
あなたの好きな甘味をリュックの隙間に、ぜひ。
おすすめの非常食
食物アレルギー対応にもこだわった国産米100%。
種類豊富な長期保存食は、ぜひ入れておきたい。
しっとりして食べやすい5年保存可能のパン。
缶じゃないから、リュックに入れやすいのも良いですよ。
お湯or水を入れれば食べられる長期保存のパスタ。麺類が入るとバリエーションが増えます。
安心の国内製造のお水。防災リュックに入れやすい500㎖サイズ。7年保存可能です。
上品な甘さでしっかり美味しい。ぜひ非常食に入れて欲しい。長期保存の甘い物担当です。
防災グッズを備える
実用的な防災グッズを用意しよう
・災害用ホイッスル
・雨具・防寒具
・懐中電灯
・携帯用充電器(モバイルバッテリー)
・携帯ラジオ
懐中電灯は「各寝室・玄関・リビング」など数カ所に置こう
・災害用ホイッスル
「力まなくても、少しの息で軽く吹けるもの」を選びましょう。
ストラップなどに取り付けられるものが便利です
・雨具
外でのトイレや着替え時の目隠しにもなる。
大人から子供まで使えるので、家族の人数分あると安心です。
・防寒具
1枚で夏の直射日光や雨風を防げます。
冬は風の寒さから身を守ります。一年中使えるサバイバルシート。
・懐中電灯
コンパクトで軽く、周囲を明るく照らします。非常用リュックにちょうど良い大きさでした。
「懐中電灯+ラジオ+スマホ充電」の一体型も。
電気が使えない停電時でも、手動・太陽充電可能。防水加工で雨風に強いのも心強い。
・モバイルバッテリー
発災直後真っ先に使うスマホ。
コードレスで充電のスピードも早く、軽量で持ち運びに便利です。
必要なものが全部まとめて入っているセットってあるの?
必要なものが全部揃った防災セットを探している方にはこちらが便利です。
「防災士が監修し厳選した防災・非常食セット」
実際に被災した、福島の企業が作る「防災リュック」もあります
東日本大震災をきっかけに、福島の企業が作った防災ブランドです。
選び抜かれた必要最小限の防災グッズが、コンパクトに収納されています。
まとめ
防災リュック(防災バッグ)は、「1人にひとつ」準備が必要です。
災害時には初動が肝心なので
すぐにリュックを持って逃げられるように
私は寝室の「手を伸ばせば掴める場所」に置いています。
休日などに家族みんなで作ると、中身を共有出来て良いですね。
防災リュック以外にも、いつものカバンに入れておく「防災ポーチ」も作りましょう。
個人的なおすすめ
「家族や大切な人の写真」を入れておこう
はぐれた時の心の支えになるし、家族を探す時にも役立ちます!
災害時にスマホが使えるとは限りません。
写真の裏には家族や大切な人の
「名前・連絡先・関係性・生年月日・血液型」を記載しましょう。
自分にもしもの事があった時にも、大切な人へ繋がる手段にもなります。
私は「常に携用する防災ポーチ」と「持ち出し用防災リュック」の両方に入れています。
災害時に備えて、大切な写真はアナログでも残しておきましょう。
いかがでしたか?
防災リュックの準備を整えたら
次は1週間分の備えを始めましょう。
国が出している災害の備えチェックリストも参考に見てくださいね。
平常時の今こそ、改めてチェックリストを確認し
少しづつ備えていきましょう。
もしも余裕が出来たら、次の備えで使う
ポータブル電源も検討してみてはいかがでしょうか?
震災時に10日間ほど電気が止まりましたが
何をやるにも電気が必要なんだとしみじみ思いました・・・