まずは軽めに。後に細かく追記していきます。
どんな見た目?
妹は40代。
見た目ですぐ、「ああ、障碍者だね?」とすぐわかる風貌です。
タイプ的にはおとなしいかな。
だけど動くとやはり、アレレ?という感じです。
跳ねるようにぴょんぴょんと歩き、幽霊のように手を前に出しています。
考え事を始めると、道のど真ん中でもかたまります。
「身だしなみを整える」という概念が無いので、人によっては浮浪者に見えるかも。
…実際、妹は一年ほど行方不明で浮浪者になったけど(その話はまた別途)
知能に問題があると、やはり幼く見えるのでしょうか?彼女は40代にも見えるし老けた中学生にも見える。
異国の方にはきっと、子どもだと思われそう。
そんな彼女の中の人の年齢は…
検査の結果、妹は7歳でした。
それを聞いたとき、確かにそれくらいかも!と、激しく納得したことを思い出します。
とにかく幼い
…こんなに可愛くないけどさ(笑)
妹は幼い。
とにかく人を疑わないし、言葉通りに受け取る。ゆえに騙されやすい。
知力面では
一桁の足し算がかろうじて出来るレベル。9より大きい数は無理。引き算は一桁でも難しいようです。
それなのに、お買い物が大好きなんだよね
うん。金銭管理が全くできないけど、物欲がすごい!
謎だらけの行動、だけど本人には意味がある
反面、彼女は「文字」に強い執着がある。
彼女は読書家で、小学生が読むような漫画や小説を好んで読むのだ。
大好きな本と一緒にいたい彼女は、いつも大荷物。
トートバッグから溢れるほど、大量の本を詰め込み持ち歩きます。
置いていくように言っても全く聞き入れない。
読む読まないは関係なく、「持ちたい」そうな。
妹の謎のひとつとして、書写のようなことを何十年も続けている。
書いているのは料理本のレシピ。ヨレヨレになった同じ本のレシピを、一生書き続けている。
写経でもやれば少しは違うんじゃなかろうか…。
あと、クリスマスケーキのチラシが大好き。
この間もドラッグストアで、嬉しそうに集めていた。
妹が知的障害者だと認められた日
発語の遅さ、行動への強いこだわりや繰り返し行為など。自閉症に当てはまることが多い妹。
私は担当医に「結局彼女はなんですか?自閉症ですか?」と聞いてみると、「おそらく軽~中度の知的障害でしょう」と言われた。
病名も何もない。
でも、それ以上知ったところで何の意味も無い。
とにかく、妹は知的障害者なのだ。
それさえ分かれば支援を受けられる。もうこれで十分だ。
なにはともあれ、これで妹が健常者ではないと証明されました。
記憶力の高さとか、強いこだわりとか目立つけどね
・おすすめの本
やすファミリーは4人家族。
パパ以外は、全員知的障害。
ママと娘の姫ちゃんは中度知的障害。
息子の翔くんは重度知的障害。
パパ以外は誰も、買い物はおろか銀行でお金をおろしたり、料理をしたりできない。なので、パパが倒れたら一気に生活が立ち行かなくなります!!
【本書より引用】
IQ69以下の知的障害には該当しない、ギリギリの兄弟も、きっとたくさんいるよね。
今の子供たちは支援の手があるけれど、大人は・・・?
「境界知能」とは?
・昔は知的障害と定義されていたIQ70~84の人
・35名のクラスに約5人いる
・日本人の7人に1人
・平均的な子の7~8割くらいの発達年齢